HND ANA Suite Lounge 本館側 110番ゲート付近 2017.3
羽田国際空港国際線ターミナルにはANA Suite Loungeが2つある。
今回は夜便の利用だったため、営業時間の長い本館側(110番ゲート付近)の記事である。
DIA会員ではないし(今はSFC)、F利用ではなかったのだが、HNDの夜便を使う機会は久しぶりなので、Suite入場券を入手して利用した。
昔DIAの友人と入ったことはあるが、DINING hのサービスは開始していなかったし、NRTのSuiteよりもショボかった記憶があるので、今回はDINING hを含め非常に期待していた。
【ラウンジ情報】
(ソース:NHサイト、2017年2月時点)
5:00-25:00
入場資格:ANA含むスタアラFクラス搭乗者とその同伴者、スタアラ便利用のANAのDIAとその同伴者、ANA Suite Lounge入場券を持ったANA含むスタアラ便利用者
【外部写真】
場所は出国後右に進んだ110番ゲート付近である。
ラウンジに続くエスカレーターは高揚感を高める。
エスカレーターを上ると、左にPLT、SFCやC、PYクラス利用者が使える所謂ビジネスクラスラウンジのANA Loungeがある。そして右にファーストクラスラウンジに当たるANA Suite Loungeがある。
ちなみに左側のANA Loungeは以下のリンクに詳細があるので是非参照、比較してほしい。時期は少し違うが大きく変化していない。
HND ANA Lounge 本館側 110番ゲート付近 2015.7 - ファーストクラス搭乗記
いざ入場。
【内部写真】
受付
大きく上と下の2部屋に分かれているイメージ。
上の部屋にはDINING hがあるので、1LDKである。
入ってすぐのコンシェルジュカウンター
コンシェルジュカウンターとなりにある雑誌、新聞類
男子トイレ
女子トイレ
男子トイレのトイレットペーパーの積み方
トイレの中にはフィッティングルーム完備
ビジネスコーナー
上側の部屋から入り口側を見た図
上の部屋はこのように個室感が高い椅子が多い。
1人利用の時はここで出発まで静かにくつろぐことができる。
一方で複数人での利用では解放感のある座席も窓際などに多く、飛行機や景色を眺めながら優雅に過ごすことができる。
入り口から下側の部屋に向かう図
入ってすぐ左右にソファ席がある。ここも団体利用者が多い。
さらに奥に進むとブッフェコーナーがあるのだが、その手前左側にあるエリア。
混まないと座る人はいなそう。
そして右側にも食事がしやすいエリア。
先ほどのソファ席よりも食べ物をすぐに取りに行きやすい。
下側の部屋からラウンジ中心部(入り口側)を見た図
【DINING h】
開店の19:30に向けて19時くらいからセッティングが開始される。
通常ダイニングの席はこのような状態。
12テーブルの24人席となるが、5人家族ならソファ側に3人座って利用などもできるので、厳密に24人までではない。
さらにDINING hの時間になると、以下のようにカラトリーやナプキンが準備される。
オーダーしたのはステーキとパフェというDINING hの「2大取り合い対象売り切れ必至メニュー」である。
ちなみに前菜はブッフェから選ぶ方式で、オーダーするのはメインとデザートのパフェだけである。
もちろん大食い乞食ならステーキを食べた後にほかのメインを頼むこともできる。
特にステーキは無くなりやすいので、わざわざラウンジ入場券を買ったなど確実に食べたい人は開店と同時に入ることをお勧めする(実際にあちこちから「ステーキで」という声が聞こえてくる)。またパフェも食後にと最初からオーダーできると安心だ。
【ラウンジ飯】
ラウンジにブッフェは2か所あり、上側の部屋のダイニングと下側の部屋の一番奥である。ブッフェに合わせてオーダー式のヌードルバーもある(麺以外もある)。
ブッフェ、バーの内容は両方同じなので、席に近い方を利用すればよい。
内容が異なるのは朝昼夕の時間帯であり、今回は夕食メニューだった。
前菜やデザート類
ホットミール類。DINING hがなければメイン扱いである。
主食のパン、おにぎり、ごはん
味噌汁
ラウンジ定番チキンカレー
デザート(テプラが非常にカッコ悪い)
ヌードルバー(麺以外もある)
ドリンク類
やはり通常のANA Loungeの「安くて腹が膨れる炭水化物ばかり食ってろ!」といった内容とは異なり、肉や野菜、フルーツがしっかりと置いてあり嬉しい。
今回はハンバーガーをメインにほぼデザート、フルーツを食べた。何しろDINING hが控えているので抑え目にする必要があった。
やはりフルーツがあると嬉しい。フルーツ命。
【シャワー】
シャワーは4室ある
内装はメインスペースと同じく黒を基調としたシックなデザイン
シャワーは上から落とすか、手で持つタイプか選べる
今のアメニティは資生堂
しっかりと段差があり、水が漏れないようになっているのは日本だからこそ
【総評】
今回2回目のHND ANA Suite Lounge利用になったが、1回目よりも断然クオリティが上がっているように思えた。
特にDINING hの存在はラウンジクーポンをわざわざ6千円近くかけて買う理由に充分なる。
フルーツが置いてあり、パフェやブッフェデザートも完備していて甘党にはうれしい(個人的にはCXのFラウンジのようにケチらず沢山置いてほしい)。
またラウンジが静かで落ち着いて過ごすことができるのも嬉しい。
小さいながらも、ご飯や設備がしっかりと揃っているため満足度が高い。
これから羽田の拡張によって人が増えるとキャパオーバーが予想されるが、その際は114番ゲート側の長時間解放や、そもそも国内線を含めたターミナル変更が大規模に行われるはずだろう。
ただDINING hは混むと、クーポン利用者は後回しにされてステーキにありつけなくなるかもしれない(有償F利用者や常にDIAの人が優先して案内される可能性はある)。
このまま満足度の高いラウンジであり続けてほしい。
(写真:OLYNPUS PEN E-PL6, M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6, LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH)
BKK BR エバー航空 EVA AIR Lounge 2017.1
TPE-(BKK)-AMSの移動の際にエバー航空(以下BR)便を使用したため、TPEだけではなくBKKのBRラウンジも利用することができた。
というかそもそもBKKにBRのラウンジがあるなんて知らなかった。
【ラウンジ情報】
(ソース:BRサイト、2017年1月時点)
3rd Floor of Concourse F, near Gate F1
06:00-02:30(Wed, Fri, Sun)
06:00-03:30(Mon, Tue, Thu, Sat)
入場資格:EVA AIR Infinity MileageLands Diamond Card members, BRの Royal Laurel/Premium Laurel/Business Class搭乗者, スタアラF/C搭乗者.
【外部写真】
ラウンジ近くにはコンコースFの3階にあるという案内も出ている。
デザインはギラギラした近未来的なスタイル。
【内部写真】
受付
仮眠エリア完備
TPEのThe INFINITYのような近未来的なデザインは外観だけでなく、内装もそのようである。
宇宙旅行みたいでかっこいい。
TPE BR エバー航空 The INFINITY 2017.1 - ファーストクラス搭乗記
【ラウンジ飯】
フルーツにサンドイッチ
サンドイッチとマンゴープリン
総菜パンやピザ
点心
カップ麺
ホットミール
多分マッサマンカレー
うれしいデザート類
アイス
甘いものばかりいただいた
【総評】
上述したが、TPEのThe INFINITYのような近未来的なデザインがかっこよく、比較的新しいため小ぎれいで、スイーツ類もおいしくいただけたので、BRの本拠地ではないことも考えると充分なレベル。
ANAも日本以外にこういったラウンジを用意してくれればいいのにといつも思う。
そこまで広くはないが、TGのラウンジにも客が流れることを考えるとちょうどよいサイズなのかもしれない。
また今回は時間がなかったためシャワーが見れず残念であった。
この時のビジネスクラス搭乗記はこちら
エバー航空 Royal Laurel Class B777-300ER BR75 TPE-BKK-AMS - ファーストクラス搭乗記
(写真:OLYNPUS PEN E-PL6, M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6)
テロの次は大寒波!IST・TKラウンジの高い壁
この記事で出来るだけ乗り換え回数を多くして、色んなエアラインのCクラスに乗る旅券を発券したことを書きました。
具体的には
CTS 出発地
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NRT 往路国内①
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PVG 往路海外①
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VIE 往路海外②
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ZRH 目的地(24時間以上可)
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NRT/HND 途中降機(24時間以上可) ここで数か月空いていて旅行が2回に区切られる
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TPE 復路海外①
|BKK経由便
AMS 復路海外②
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IST 復路海外③
|
NRT 復路国内①
|
CTS 出発地
という流れです。
復路にAMSが入り、通常のルールでは予約不可な復路3回目の乗り換えが発生しています。
この理由は上記リンクをご覧ください。
そして2016年8月にOSとLXでオーストリア、ウイーンに行き、2017年1月にBRとTKで台北やイスタンブール、アムステルダムに行く予定でした。
オーストリア航空 Business Class B777-200ER OS076 PVG-VIE - ファーストクラス搭乗記
スイスインターナショナルエアラインズ Business Class A340-300 LX160 ZRH-NRT - ファーストクラス搭乗記
エバー航空 Royal Laurel Class B777-300ER BR75 TPE-BKK-AMS - ファーストクラス搭乗記
行く予定だったとあるのは、実際にはAMSまでは行くことが出来ました。ISTには行けませんでした。
トルコ・イスタンブールで大雪、陸・空の交通が混乱 写真15枚 国際ニュース:AFPBB News
「トルコの雪、twitterで話題になってるなー」と思ってタイムラインを見ていましたし、日本のテレビでもニュースになっていたようです。
イスタンブールで異常な量の大雪が降り、空港機能が完全に止まってしまい予定していた日に飛ぶことができなくなってしまいました。
前々日くらいからこの寒波は来ていたのですが、さすがに自分が行く頃には落ち着いているだろうと思っていましたが甘かったです。
何とか飛ばすでしょう!と思ってAMSに早めに向かい、TKでチェックインをしてAMS-IST-NRTまでの発券を済ませ、Aspireラウンジでダラダラしていました。
するとラウンジ内でTK便に乗る人はカウンターに来てくださいという放送がかかったので、行ってみるととりあえずTKの乗継カウンターへ行けとのことでした。
乗継カウンターに着くと前に並んでいる人が職員と話していて、どうやらISTの天候のせいでTK便は飛ばない、ISTには行けないということでした。そのため再入国してチェックインカウンターに行けとのことです(このあたりで代替便のことを調べ始めました)。
たらい回しです。
いよいよ心配になってきましたが、とりあえずチェックインカウンターに向かいました。このあたりになってくるとネットで情報収集もしてたのでこの日に飛ぶのは厳しいと感じていました。
チェックインカウンターで小1時間ほど待っていると(先頭に並んでた中国人の人が「俺はビジネスクラスの客だぞ!どんだけ待たせるんだ」的な感じで怒っていました)、今日は飛ばないから飯のバウチャーを受け取れる、ホテルも手配を手伝う的な流れになってきましたが、自分はもうすぐにでも帰りたかったのでそれは却下です。
そこで「出来る限り早く帰りたい!」にということでSFCデスクに電話すると、「非常時なので旅程変更はかけられます。ただTKがAMS-IST-NRTの発券手続きを完了させてしまっているので、NHでは変更をかけられない。変更をかけるためにTKにチケットのオフロードしてもらってください。」と言われました。(この場合のオフロードは、一度発券したチケットを無効化してもらう的な意味です。)
そこでまた一度電話を切り、TKのカウンターで事情を説明してオフロードしてもらいます。
再度SFCデスクに電話をします。さすがSFCデスクです、一緒にAMS-(どこか)-NRT or HND or KIXあたりで色々当たります。自分的にはせっかくだし乗ったことのないLOTポーランドやSASあたりに乗りたかったのですが、旅程期間を大きく伸ばさずに乗ることはできませんでした。
デスク「VIE経由調べてみますね」
自分「確かその路線は無くなってしまいました」
デスク「確かオーストリア航空さんが…あ。」
などという楽しい会話をしながら、デスクの方に色んなルートで検索をかけてもらいました。
結果的に帰国日を遅くならないようするという難しい条件を考慮すると、AMS-FRA-HNDの1ルートを取るのがやっとでした。(時間的に乗り換えは1回、NHかスタアラ便のみ、Cクラスでの空席あり、この日の曜日に飛んでいること)
ということでまさかの旅行中にルートが変わり最終的に以下のようなルートになりました。
CTS 出発地
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NRT 往路国内①
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PVG 往路海外①
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VIE 往路海外②
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ZRH 目的地(24時間以上可)
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NRT/HND 途中降機(24時間以上可) ここで数か月空いていて旅行が2回に区切られる
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TPE 復路海外①
|BKK経由便
AMS 復路海外②
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FRA 復路海外③
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HND 復路国内①
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CTS 出発地
旅券の変更をかけてもらい、10分後くらいにシステムに反映されeチケットが記載されたメールが届いたので、LHカウンターに向かいチェックイン、数時間後FRA行きの飛行機に乗りました。
FRAに着いた後は、入国せず乗継用のセキュリティレーンに向かって制限エリアで野宿滞在をしました。
やはり制限エリアから出ると治安的にも椅子的(とその汚れ)にも不安です。一度入国してしまうと出発3時間前まで出国できなくなってしまう可能性があるのも心配だったので(HNDまでのチケットはAMSで出してもらっているからそこは大丈夫かもしれないが)、制限エリアから出ずに済んだのは良かったです。
ちなみに取ってもらった航空券はNH204の翌朝便だったのですが、FRAに着いたときに1時間後出発の同じHND便NH224があったので変更できないかダメ元で聞いてみましたがさすがに急すぎてダメでした。
今回の旅行では何度もトルコに振り回されました。
普段の自分なら「本当に最悪な国だ、TK含め嫌いになった!」と言いたくなりますが、まぁそのおかげでまた非常時対応スキルが上がったような気がしますし(帰国翌日予定が無かったので気持ち的に最悪遅れても大丈夫的なゲーム感覚もあった)、お気に入りだったけどずっと行けていなかったFRAのACラウンジにも行けたので良かったです。
またNH204に乗ることでライフタイムマイルも少しは増えました。
更に言うと、TK52のIST-NRTは行く前に機材がフラッグシップ77WからショボイA340に変更されてしまったのもあったので、仮に天候が良くて乗れたとしても100%満足できていたわけではありません。
また今度発券したときに中国あたりから77Wで乗ればいいかなと思ってます。
FRA AC エアカナダメープルリーフラウンジ 2017.1 - ファーストクラス搭乗記
テロ+クーデター、機材変更、大寒波で3度もIST・TKを楽しむチャンスを邪魔されてしまい今回は初TK・ISTを楽しむことはできませんでしたが、また次回一連発券で最大レグを稼ぐときに乗ってみたいと思います。
と言っても政情が安定してからかなと思っていますが。
最後にAMSで数時間後の便に変更をして同じ帰国日で帰りたいという無茶な要望に出来る限り応えてくれたSFCデスクの方には本当に助けられました。
一生ANAについていくわ!とツイートしたような気がします。
あとは世界中で使えるtransatel SIMとIP電話のFUSION IP-Phone SMARTという環境を作っていた自分に感謝ですね。