テロの次は大寒波!IST・TKラウンジの高い壁
この記事で出来るだけ乗り換え回数を多くして、色んなエアラインのCクラスに乗る旅券を発券したことを書きました。
具体的には
CTS 出発地
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NRT 往路国内①
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PVG 往路海外①
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VIE 往路海外②
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ZRH 目的地(24時間以上可)
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NRT/HND 途中降機(24時間以上可) ここで数か月空いていて旅行が2回に区切られる
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TPE 復路海外①
|BKK経由便
AMS 復路海外②
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IST 復路海外③
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NRT 復路国内①
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CTS 出発地
という流れです。
復路にAMSが入り、通常のルールでは予約不可な復路3回目の乗り換えが発生しています。
この理由は上記リンクをご覧ください。
そして2016年8月にOSとLXでオーストリア、ウイーンに行き、2017年1月にBRとTKで台北やイスタンブール、アムステルダムに行く予定でした。
オーストリア航空 Business Class B777-200ER OS076 PVG-VIE - ファーストクラス搭乗記
スイスインターナショナルエアラインズ Business Class A340-300 LX160 ZRH-NRT - ファーストクラス搭乗記
エバー航空 Royal Laurel Class B777-300ER BR75 TPE-BKK-AMS - ファーストクラス搭乗記
行く予定だったとあるのは、実際にはAMSまでは行くことが出来ました。ISTには行けませんでした。
トルコ・イスタンブールで大雪、陸・空の交通が混乱 写真15枚 国際ニュース:AFPBB News
「トルコの雪、twitterで話題になってるなー」と思ってタイムラインを見ていましたし、日本のテレビでもニュースになっていたようです。
イスタンブールで異常な量の大雪が降り、空港機能が完全に止まってしまい予定していた日に飛ぶことができなくなってしまいました。
前々日くらいからこの寒波は来ていたのですが、さすがに自分が行く頃には落ち着いているだろうと思っていましたが甘かったです。
何とか飛ばすでしょう!と思ってAMSに早めに向かい、TKでチェックインをしてAMS-IST-NRTまでの発券を済ませ、Aspireラウンジでダラダラしていました。
するとラウンジ内でTK便に乗る人はカウンターに来てくださいという放送がかかったので、行ってみるととりあえずTKの乗継カウンターへ行けとのことでした。
乗継カウンターに着くと前に並んでいる人が職員と話していて、どうやらISTの天候のせいでTK便は飛ばない、ISTには行けないということでした。そのため再入国してチェックインカウンターに行けとのことです(このあたりで代替便のことを調べ始めました)。
たらい回しです。
いよいよ心配になってきましたが、とりあえずチェックインカウンターに向かいました。このあたりになってくるとネットで情報収集もしてたのでこの日に飛ぶのは厳しいと感じていました。
チェックインカウンターで小1時間ほど待っていると(先頭に並んでた中国人の人が「俺はビジネスクラスの客だぞ!どんだけ待たせるんだ」的な感じで怒っていました)、今日は飛ばないから飯のバウチャーを受け取れる、ホテルも手配を手伝う的な流れになってきましたが、自分はもうすぐにでも帰りたかったのでそれは却下です。
そこで「出来る限り早く帰りたい!」にということでSFCデスクに電話すると、「非常時なので旅程変更はかけられます。ただTKがAMS-IST-NRTの発券手続きを完了させてしまっているので、NHでは変更をかけられない。変更をかけるためにTKにチケットのオフロードしてもらってください。」と言われました。(この場合のオフロードは、一度発券したチケットを無効化してもらう的な意味です。)
そこでまた一度電話を切り、TKのカウンターで事情を説明してオフロードしてもらいます。
再度SFCデスクに電話をします。さすがSFCデスクです、一緒にAMS-(どこか)-NRT or HND or KIXあたりで色々当たります。自分的にはせっかくだし乗ったことのないLOTポーランドやSASあたりに乗りたかったのですが、旅程期間を大きく伸ばさずに乗ることはできませんでした。
デスク「VIE経由調べてみますね」
自分「確かその路線は無くなってしまいました」
デスク「確かオーストリア航空さんが…あ。」
などという楽しい会話をしながら、デスクの方に色んなルートで検索をかけてもらいました。
結果的に帰国日を遅くならないようするという難しい条件を考慮すると、AMS-FRA-HNDの1ルートを取るのがやっとでした。(時間的に乗り換えは1回、NHかスタアラ便のみ、Cクラスでの空席あり、この日の曜日に飛んでいること)
ということでまさかの旅行中にルートが変わり最終的に以下のようなルートになりました。
CTS 出発地
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NRT 往路国内①
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PVG 往路海外①
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VIE 往路海外②
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ZRH 目的地(24時間以上可)
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NRT/HND 途中降機(24時間以上可) ここで数か月空いていて旅行が2回に区切られる
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TPE 復路海外①
|BKK経由便
AMS 復路海外②
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FRA 復路海外③
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HND 復路国内①
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CTS 出発地
旅券の変更をかけてもらい、10分後くらいにシステムに反映されeチケットが記載されたメールが届いたので、LHカウンターに向かいチェックイン、数時間後FRA行きの飛行機に乗りました。
FRAに着いた後は、入国せず乗継用のセキュリティレーンに向かって制限エリアで野宿滞在をしました。
やはり制限エリアから出ると治安的にも椅子的(とその汚れ)にも不安です。一度入国してしまうと出発3時間前まで出国できなくなってしまう可能性があるのも心配だったので(HNDまでのチケットはAMSで出してもらっているからそこは大丈夫かもしれないが)、制限エリアから出ずに済んだのは良かったです。
ちなみに取ってもらった航空券はNH204の翌朝便だったのですが、FRAに着いたときに1時間後出発の同じHND便NH224があったので変更できないかダメ元で聞いてみましたがさすがに急すぎてダメでした。
今回の旅行では何度もトルコに振り回されました。
普段の自分なら「本当に最悪な国だ、TK含め嫌いになった!」と言いたくなりますが、まぁそのおかげでまた非常時対応スキルが上がったような気がしますし(帰国翌日予定が無かったので気持ち的に最悪遅れても大丈夫的なゲーム感覚もあった)、お気に入りだったけどずっと行けていなかったFRAのACラウンジにも行けたので良かったです。
またNH204に乗ることでライフタイムマイルも少しは増えました。
更に言うと、TK52のIST-NRTは行く前に機材がフラッグシップ77WからショボイA340に変更されてしまったのもあったので、仮に天候が良くて乗れたとしても100%満足できていたわけではありません。
また今度発券したときに中国あたりから77Wで乗ればいいかなと思ってます。
FRA AC エアカナダメープルリーフラウンジ 2017.1 - ファーストクラス搭乗記
テロ+クーデター、機材変更、大寒波で3度もIST・TKを楽しむチャンスを邪魔されてしまい今回は初TK・ISTを楽しむことはできませんでしたが、また次回一連発券で最大レグを稼ぐときに乗ってみたいと思います。
と言っても政情が安定してからかなと思っていますが。
最後にAMSで数時間後の便に変更をして同じ帰国日で帰りたいという無茶な要望に出来る限り応えてくれたSFCデスクの方には本当に助けられました。
一生ANAについていくわ!とツイートしたような気がします。
あとは世界中で使えるtransatel SIMとIP電話のFUSION IP-Phone SMARTという環境を作っていた自分に感謝ですね。
NRT UA United Club 第1ターミナル 第3サテライト 2017.1
NRTにはスターアライアンス系列のラウンジがANA運営のラウンジ以外にユナイテッド航空のUNITED Clubがある。
第3サテライトにあるので、第1ターミナルのイミグレを抜けたら割とすぐにある。
【ラウンジ情報】
(ソース:UAサイト、2017年1月時点)
NRT 第1旅客ターミナル 第3サテライト 3F
7:30-20:30
入場資格:スタアラFクラス搭乗者とその同伴者、スタアラCクラス搭乗者、スタアラ便利用のスタアラゴールド会員とその同伴者
【外部写真】
実は知られていないのかもしれないが、食べ物や飲み物の持込は禁止されている。当然タバコはダメだ。
【内部写真】
ファーストラウンジ(1フロア上)行きのエレベーター
日本風
日本風
新聞雑誌類
ビジネスゾーン
【ラウンジ飯】
ご飯はUAラウンジらしくかなり簡素。HKGのUAラウンジのご飯はもっと良かったのだが。ORDよりはマシ。
寿司がある。
【シャワー】
ミールゾーンの奥にシャワーと受付がある、人がいない場合入口の受付へ
シャワーは13個あってガラガラであった。穴場かもしれない。
広さは普通め。必要な物は揃っていて、旅先でも使えるシャンプーセットがビジネスラウンジのシャワーでもついているのが嬉しい(安物だけど)。
ANAラウンジのシャワーが混んでいる時はこっちに来た方が良いのかもしれない。
【総評】
ANAラウンジのようにイミグレから遠くなく、かなり広いことが地味に良い。
ご飯は少しショボイが、がっつかない人なら気にしなくても良いだろう。
外国人がイメージしたコテコテの日本を再現したようなインテリアが面白いラウンジで、ユナイテッドポラリスができてNRTも例外なく改装されると知り、改装される前にと思い訪問したが、受付の人によるとまだまだ先(2年後くらい)らしく、このデザインは続くそう。
いつも食べ物がショボイのでスルーしていたが、たまに来るのも良いのかもしれない。
昔はプライオリティパスでこのラウンジに入れたが、2015年から対象外になった。たった年会費1万円強の楽天プレミアムカードホルダー乞食たちが大量に押し寄せたからだろうか。
そんな状況もあり、今は2015年以前よりは客層や人口密度が良くなっているかもしれないこともお勧めできる理由である。
最もそのプライオリティパス乞食たちが陸SFC修行をしてイナゴのようにこっちに来なければいいのだが(あと元ケータイ乞食界隈)。
(写真:OLYNPUS PEN E-PL6, M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6)
HND ANA Lounge サテライト側 114番ゲート付近 2015.7
今回は営業時間の短いサテライト側(新しい方)の記事。
営業時間の長い本館側ラウンジの記事はこちら
HND ANA Lounge 本館側 110番ゲート付近 2015.7 - ファーストクラス搭乗記
【ラウンジ情報】
(ソース:NHサイト、2017年2月時点)
6:30-13:30
入場資格:ANA含むスタアラFクラス搭乗者とその同伴者、ANA含むスタアラCクラス搭乗者、スタアラ便利用のANAのDIA(もしくはPLT、SFC)とその同伴者、スタアラ便利用のスタアラゴールド会員とその同伴者、ANAのPY利用者、スタアラ便利用のスタアラ有料ラウンジ会員と同伴者
【外部写真】
114番ゲート付近はCXラウンジなどラウンジが固まっている
【内部写真】
受付(この人邪魔だった)
左側がANAラウンジ
右側はSuiteラウンジ
シンプルでコンパクトな間取り
午前中は太陽の光が差し込む明るいラウンジ、これから旅が始まるんだと気持ちが高ぶる
デザインはいつものANAラウンジ
食べ物エリア
定食屋もしっかり完備
【シャワー】
基本デザインは本館側ラウンジシャワーと同じ。こっちは壁がモザイクタイル
【総評】
営業時間と間取り以外は本館側とほぼ同じようなラウンジ。なのでこっちはここが良くてあっちはここが良いということはないので、近い方を使えばいいと思われる。
ただしこのラウンジは1時半に閉まるので午後便の人は使うことが出来ないので、昼便に乗る予定の人はせっかくなので優先的に見てみてほしい。
特に午前は朝日が浴びられるので気持ちが良い(東向き)。
ラウンジ飯は本館側と同じなので本館側を参照してほしい。
HND ANA Lounge 本館側 110番ゲート付近 2015.7 - ファーストクラス搭乗記
(写真:OLYNPUS PEN E-PL6, M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6)